第2回 伝説の嘘(3)

Posted by deadmanshand on 8月 18th, 2010 — Posted in

以上、3つのシーンを紹介したことで、
このリプレイがいかに現実味を欠いている 『おはなし』であるか、作り物であるかということが
わかっていただけたように思う。

もちろん、証拠はこれだけではない。
同様に、祖霊まわりのロールプレイなどは、常軌を逸した徹底ぶりで、全く真実味がない。
会話内の「ハウル様」という言葉は、原文では【Howl-Rhya】である。(用語集を見よ)
そんな細部までこだわってロールプレイできる人間だけが、 ワーウルフをプレイする資格があるとは到底思えない。
期待が過ぎれば、最初に述べたように、STとPLの温度差を生むだけだ。

このお手本のプレイを見て、『美しくプレイしなければならない』などと 怖気づいてしまい、
本を閉じてしまっている方がいるならば、
大丈夫、恐るるに足らぬことなのだ、嘘なのだ、ホントはこんなに綺麗なゲームじゃないのだと、
大きな声で言ってあげたいのだ。

さて、ワーウルフが実際は美しくないゲームだとすると。
ワーウルフというゲームは、またはストーリーテリングゲームは、 美しいストーリーを描けないのだろうか?

……できるのだ。
驚くほど簡単に、ワーウルフはそれを描くことができる。
ルールブックを読める人ならば、
RPGをルールどおりプレイできる人ならば、
誰もが、同じ夢を見ることができる。
それが、ワーウルフ:ジ・アポカリプスというRPGだ。
そんなワーウルフというゲームが描く物語の輪郭については、機会を改めて紹介しよう。
今はただ、信じてルールを紐解いてみて欲しい。

第二回のまとめ
サンプルプレイのようなレベルの高いプレイは、到底真似できるようなものではない。
実際はそこまでしなくても、ワーウルフの風景の美しさを、誰もが楽しめるのだ。

おわり

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